キャラクターグッズを壊す時に、人は過去を振り返る
過去に集めていたグッズを捨てる時に、人は過去を初めて振り返る。*1
今日は使わないコップと皿を粉砕しました。本当はそのまま捨てたかったのですが、アニメやゲームのキャラがでかでかと刻印されたグッズを捨てるには、私の存在しないプライドが許しませんでした。*2
「もう捨てる物はないだろう」と思っていても、湧き出るように現れる"捨てる"物。何かを捨てた後に「そういえばコレもある」。全ての場所を掃除したかと思えば「そういえばアレもある」……という具合に、止めどなく溢れ出してくる。
……溢れ出す、と呼ぶには語弊があるかもしれません。正確には、視えてくる。*3 目の前の問題を排除したら、後ろに隠れていた問題が姿を見せるのです。つまり、人生というのは"問題を解決し、さらに現れた問題を解決する"というサイクルを繰り返すだけの、デウス・エクス・マキナです。*4
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人生の並木道を走り切る事はできませんが、部屋の掃除を全て終わらせた先にあるエデンにはたどり着けるかもしれない。そんな思いで、今日はコップと皿を処分しただけでも十分な戦果だったにも関わらず、玄関をピカピカに掃除しました。「こんなに綺麗だったの？」とエグイくらいに驚きました。
昨日まで眼中にない場所を掃除しただけで、新たな驚きと発見がある。「人生というゲームはレベル上げ要素だけでなく、こういったミニゲーム的な要素があるから神ゲー」ってファミ通に書いてあったので、たぶん糞ゲーなんだと思います。私なら「単調で余計なやり込み要素を増やすな。しかもそこにレアアイテムを報酬として組み込むな」とレビューし、0点を付けます。
……0点は言い過ぎ。掃除は部屋が物理的に綺麗になるし、精神的にも心地よい。最高のコスパ。私はコスパが良い事が好きだ。だから掃除をこれからも愛して生きたい。将来は社会のゴミを掃除する警察になりたいな。ってお前が社会のゴミやろが！ っておい！！！！！ 言い過ぎだぞ！！！ はい…… すみませんでした…… おしまい。
